経営者のヒント
昔作ったホームページをそのまま使い続けても大丈夫?確認したいポイント
「ホームページを作ってから何年もそのままになっている」「特に問題なく表示されているから、このままで大丈夫だと思っている」。昔作ったホームページでも、現在問題なく利用できているのであれば、必ずしも作り直さなければならないわけではありません。ただし、見た目では問題がなくても、情報や管理環境などが古くなっていることがあります。まずは現在の状態を確認してみましょう。
1.古いホームページだからといって、すぐ作り直す必要はありません
ホームページを作ってから年数が経っているという理由だけで、必ずリニューアルが必要になるわけではありません。
現在の事業内容が正しく掲載され、スマートフォンでも問題なく閲覧でき、問い合わせなどの必要な機能も正常に動いているのであれば、そのまま利用できる場合があります。
一方で、「表示されているから大丈夫」と判断するだけでは十分ではありません。
長期間使っているホームページでは、少しずつ現在の会社や利用環境とのズレが生じていることがあります。
ホームページの年数だけで判断するのではなく、「現在も会社のホームページとしてきちんと役割を果たしているか」を確認することが大切です。
2.掲載されている情報が現在も正しいか確認する
最初に確認したいのは、ホームページに掲載されている情報です。
会社側では当たり前に分かっていることでも、初めて会社を知った人はホームページに掲載されている情報を見て判断します。
何年も更新していない場合は、次のような情報が現在と違っていないか確認してみましょう。
- 会社名や所在地
- 電話番号やFAX番号
- 営業時間や定休日
- 商品やサービスの内容
- 料金や価格
- スタッフや代表者の情報
- 採用情報
- 対応地域
- 取引先や実績などの情報
特にサービス内容や料金などが現在と異なっている場合は、問い合わせ後の認識違いにつながることがあります。
3.スマートフォンで見やすいか確認する
昔作ったホームページの場合、パソコンでの閲覧を中心に設計されていることがあります。
パソコンでは問題なく見えていても、スマートフォンでは文字が小さかったり、画面から内容がはみ出していたりする場合があります。
実際に自分のスマートフォンでホームページを開き、次のような点を確認してみましょう。
- 文字を拡大しなくても読めるか
- 画像が画面からはみ出していないか
- メニューを操作しやすいか
- ボタンやリンクを押しやすいか
- 電話番号など必要な情報を見つけやすいか
- 問い合わせフォームを利用しやすいか
社内ではパソコンからホームページを見ることが多くても、お客様はスマートフォンから閲覧している可能性があります。
4.問い合わせフォームなどが正常に動くか確認する
ホームページの見た目だけでなく、機能についても確認しておきましょう。
特に問い合わせフォームは、ホームページを長く運営している間にメール環境や設定などが変わり、正常に届かなくなっている場合があります。
実際にテスト送信をして確認してみることも重要です。
- 問い合わせフォームから送信できるか
- 問い合わせメールが実際に届くか
- 送信後の画面が正常に表示されるか
- 掲載されているメールアドレスが現在も使えるか
- 電話番号のリンクなどが正常に機能するか
問い合わせフォームが表示されていても、メールが正常に届いているとは限りません。長期間確認していない場合は、一度実際に送信して確認してみましょう。
5.ホームページを更新できる状態か確認する
今は修正する必要がなくても、将来、住所や営業時間、サービス内容などを変更することがあるかもしれません。
そのときにホームページを更新できる状態になっているかも重要です。
長く更新していないホームページでは、当時の担当者が退職していたり、管理情報が分からなくなっていたりすることがあります。
- 誰がホームページを管理しているか分かるか
- WordPressなどの管理画面へログインできるか
- 制作会社へ連絡できるか
- サーバーの契約情報が分かるか
- ドメインの管理情報が分かるか
- 必要なときに修正を依頼できる会社があるか
問題が起きてから管理情報を探すよりも、ホームページが正常に動いているうちに確認しておいた方が安心です。
6.古い仕組みのまま動いていないか確認する
ホームページは、表から見えるデザインだけでできているわけではありません。
WordPressなどのCMS、テーマ、プラグイン、サーバー環境など、さまざまな仕組みの上で動いている場合があります。
長期間管理されていない場合は、こうした内部の環境が古くなっていることも考えられます。
ただし、分からない状態でWordPressやプラグインなどを一度に更新することはおすすめできません。
現在の環境との組み合わせによっては、更新したことで表示や機能に問題が起こる場合もあるためです。
長期間更新していないホームページは、いきなり設定を変更するのではなく、まず現在の仕組みやバックアップ状況を確認することが大切です。
7.今の会社とホームページの印象が合っているか確認する
ホームページを作った当時と比べて、会社そのものが変わっていることもあります。
事業内容が増えたり、得意分野が変わったり、狙いたい顧客層が変わったりしているにもかかわらず、ホームページだけが昔の会社を紹介している状態になっていることがあります。
次のような点も確認してみましょう。
- 現在一番力を入れている事業が分かるか
- 現在の強みがホームページに掲載されているか
- 昔やっていた事業ばかり目立っていないか
- 最近の実績や事例が掲載されているか
- 今来てほしいお客様に内容が合っているか
- 現在の会社の雰囲気とデザインが大きくずれていないか
ホームページ自体に不具合がなくても、現在の会社を正しく伝えられていなければ、見直す理由になることがあります。
ホームページが古く見えると感じた場合
「なんとなく古く見えるけれど、どこを直せばよいか分からない」という場合は、「ホームページが古く見えるときに見直したいポイント」も参考にしてください。
8.検索して会社を知った人からどう見えるか確認する
ホームページを見るのは、既存のお客様だけではありません。
会社名を検索した取引先、採用応募を考えている人、紹介を受けた人などが、会社を確認するためにホームページを見ることもあります。
そのため、自分たちが見慣れているかどうかではなく、「初めて会社を知った人にどう見えるか」という視点も大切です。
- 何をしている会社なのかすぐ分かるか
- 現在も営業している会社だと分かるか
- 安心して問い合わせできそうか
- 会社概要など必要な情報を確認できるか
- 最近も活動していることが伝わるか
ホームページを直接の集客に使っていない会社でも、会社を確認するための情報源として見られていることがあります。
9.「修正で十分」なのか「リニューアルした方がよい」のか整理する
確認した結果、問題が一部だけであれば、ホームページ全体を作り直さなくても改善できる場合があります。
たとえば、次のような対応です。
- 古い文章だけ修正する
- 写真だけ新しくする
- 会社概要を現在の情報へ変更する
- 必要なページを追加する
- 問い合わせフォームを修正する
- 管理方法を整理する
一方で、スマートフォンで見づらい、内部の仕組みが古い、現在の事業内容と大きく違っているなど、複数の問題が重なっている場合は、部分的な修正を繰り返すよりリニューアルを検討した方がよい場合もあります。
どちらが適しているかは、ホームページの年数だけでは判断できません。
まず現在の状態を確認し、必要なところだけ直せるのか、それとも全体を見直した方がよいのかを整理することが重要です。
リニューアルするか迷っている場合
ホームページを作り直すべきか判断に迷う場合は、「ホームページをリニューアルするべきタイミングは?判断の目安を解説」で、見直しの目安を紹介しています。
まとめ
昔作ったホームページでも、現在問題なく役割を果たしているのであれば、必ずしもすぐに作り直す必要はありません。
ただし、長期間そのまま使っている場合は、一度現在の状態を確認してみましょう。
- 掲載情報は現在も正しいか
- スマートフォンで見やすいか
- 問い合わせフォームは正常に動いているか
- 必要なときに更新できる状態か
- サーバーやドメインなどの管理情報が分かるか
- ホームページの仕組みが長期間放置されていないか
- 現在の会社や事業内容を正しく伝えられているか
- 初めて会社を知った人から見ても分かりやすいか
- 部分修正でよいのか全体を見直す必要があるのか
「古いから作り直す」「表示されているから何もしない」のどちらかで決めるのではなく、まず現在の状態を確認することが大切です。そのうえで、必要な部分だけ修正するのか、今後の使い方も含めてホームページ全体を見直すのかを判断するとよいでしょう。
ここまで読んで、自社の場合が気になった方へ
ホームページを作る前・見直す前に、
一度整理してみませんか?
ホームページが古いからといって、すぐに作り直す必要があるとは限りません。
まずは現在の状況を確認し、これから必要なことを整理してみましょう。
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