経営者のヒント
ホームページをリニューアルするべきタイミングは?判断するポイント
「ホームページを作ってから何年も経っているけれど、そろそろリニューアルした方がいいのだろうか」。そう考えることはあっても、何年経ったら作り直すべきという明確な基準があるわけではありません。大切なのは年数ではなく、現在のホームページが会社の事業や目的に合っているかどうかです。リニューアルを決める前に、まず現在のホームページがどのような状態なのか確認してみましょう。
1.「何年経ったか」だけでリニューアルを決めない
ホームページを制作してから長い年月が経っていると、それだけで「そろそろ作り直した方がいい」と考えてしまうことがあります。
しかし、制作からの年数だけでリニューアルの必要性を判断することはできません。
長く使っているホームページでも、現在の事業内容が正しく掲載され、スマートフォンでも問題なく利用でき、情報更新も継続できているのであれば、全面的に作り直す必要がない場合があります。
反対に、制作してからそれほど時間が経っていなくても、事業内容やホームページの目的が大きく変わっていれば、見直した方がよい場合があります。
リニューアルの判断で大切なのは「何年前に作ったか」ではなく、「現在のホームページが今の会社に合っているか」です。
2.事業内容や会社の方向性が大きく変わった
ホームページを作った当時から、会社の事業内容が大きく変わっている場合は、リニューアルを検討する一つのタイミングです。
新しいサービスを一つ追加した程度であれば、そのページを追加するだけで対応できるかもしれません。
しかし、会社の主力事業そのものが変わった場合には、トップページやメニュー、サービス紹介など、ホームページ全体の構成が現在の会社と合わなくなることがあります。
- 主力となる商品やサービスが変わった
- 新しい事業を大きく展開するようになった
- 以前とは違うお客様を対象にするようになった
- 営業エリアが大きく変わった
- 会社として打ち出したい強みが変わった
- 採用など新しい目的でホームページを活用したくなった
このような場合は、一部の文章を変更するだけでよいのか、ホームページ全体の構成から見直した方がよいのかを確認してみましょう。
3.ホームページが目的を果たしているか確認する
リニューアルを考える前に、そもそも現在のホームページに何を期待しているのかを確認することも重要です。
会社案内として存在していればよいホームページと、新規のお客様から問い合わせを獲得したいホームページでは、必要な内容が異なります。
たとえば問い合わせを目的としているのであれば、次のような状態を確認してみましょう。
- ホームページをどのくらいの人が見ているか
- どのページが見られているか
- 問い合わせにつながっているか
- サービスの内容が十分に伝わっているか
- 問い合わせ方法が分かりやすいか
- 検索から必要な人に見つけてもらえているか
問い合わせが少ないからといって、必ずしもリニューアルが必要とは限りません。
そもそもアクセスが少ないのか、アクセスはあるものの問い合わせにつながっていないのかによっても、必要な対策は変わります。
4.スマートフォンで使いづらくなっている
現在のホームページをスマートフォンで実際に操作してみることも、判断材料の一つです。
文字が小さい、ボタンが押しづらい、横にスクロールしなければならないなど、スマートフォンでの利用に問題がある場合は見直しを検討した方がよいでしょう。
- 文字を拡大しないと読みづらい
- 画面から内容がはみ出している
- メニューが操作しづらい
- ボタンやリンクを押しづらい
- 問い合わせフォームを入力しづらい
- 画像やページの表示に時間がかかる
ただし、スマートフォン表示の問題だけであれば、現在のホームページを部分的に修正することで対応できる場合もあります。
5.必要な情報を更新・追加しにくくなっている
ホームページを運営していると、新しいサービス、実績、事例、お知らせ、採用情報など、追加したい情報が出てきます。
ところが、古いホームページでは情報を追加するたびに制作会社へ依頼しなければならなかったり、新しいページを追加しにくかったりする場合があります。
- 簡単な文章の変更にも時間がかかる
- 実績や事例を追加できない
- 新しいサービスページを増やしにくい
- 更新できる担当者がいない
- 更新方法そのものが分からない
- 現在の制作会社へ依頼しづらい
今後ホームページを継続的に活用したいのであれば、リニューアル時に「公開後に誰が、どのように更新するのか」まで考えておくことが重要です。
6.ページを追加し続けて分かりにくくなっている
長く運営しているホームページでは、その都度必要なページを追加してきた結果、全体の構成が複雑になっていることがあります。
一つひとつのページに問題がなくても、利用する人が目的の情報へたどり着きにくくなっているのであれば、ホームページ全体を整理するタイミングかもしれません。
- 似たようなページが複数ある
- どこに何が掲載されているのか分かりにくい
- メニューの項目が増えすぎている
- 古い情報と新しい情報が混在している
- 重要なページへたどり着きにくい
- 社内でもホームページ全体を把握できていない
このような場合は、デザインを変更することよりも、まず情報を整理してホームページ全体の構成を組み直すことが重要になります。
7.技術的な問題が増えている
ホームページの見た目には大きな問題がなくても、内部のシステムやサーバー環境が古くなっている場合があります。
WordPressなどを利用している場合は、本体・テーマ・プラグインなど複数の仕組みでホームページが動いています。
部分的な修正を重ねてきた結果、現在の環境では対応しにくくなっている場合は、リニューアルを検討する理由の一つになります。
- システムを更新すると不具合が起きる
- 古いプログラムに依存している
- 使用している機能の保守が終了している
- 修正するたびに別の問題が発生する
- 現在のサーバー環境では対応しにくい
- 管理方法やバックアップ方法が分からない
古いシステムを使用している場合は、いきなり更新や変更を行うのではなく、現在の環境やバックアップ状況を確認してから対応することが大切です。
8.部分修正で済むのか、全面リニューアルが必要なのか
問題が見つかったからといって、すぐにホームページ全体を作り直す必要があるとは限りません。
まずは「現在のホームページを活かしたまま改善できるのか」を確認してみましょう。
たとえば、次のような問題であれば部分的な修正で改善できる場合があります。
- 掲載情報の一部が古い
- 新しいサービスページを追加したい
- 問い合わせまでの流れを改善したい
- 写真や文章を現在のものへ変更したい
- 一部のデザインだけ見直したい
一方で、問題がホームページ全体に広がっている場合は、部分修正を繰り返すより、全体を整理して作り直した方がよいこともあります。
- 事業内容とサイト全体の構成が大きくずれている
- 対象とするお客様が変わっている
- ページ構成そのものが分かりにくい
- スマートフォン対応を含め全体的な改修が必要
- システム面の問題が複数ある
- 今後の運営方法まで含めて変更したい
「リニューアルするか、しないか」の二択ではありません。部分修正で十分なのか、全体を見直した方がよいのかを、現在の問題から判断することが大切です。
9.リニューアルする前に「何のために」を決める
リニューアルを行うことになった場合でも、すぐにデザインを決め始めるのではなく、最初に目的を整理しておきましょう。
「古くなったから新しくする」だけでは、見た目は変わっても、以前と同じ問題が残ってしまう可能性があります。
まずは、リニューアルによって何を改善したいのかを考えます。
- 問い合わせを増やしたい
- 現在の事業内容を正しく伝えたい
- 新しい顧客層へ情報を届けたい
- 採用に活用したい
- 実績や事例を継続して発信したい
- 自社で情報を更新できるようにしたい
- ホームページの管理方法を整理したい
目的が明確になれば、必要なページや機能も考えやすくなり、「何となく新しくするだけ」のリニューアルを避けやすくなります。
まとめ
ホームページをリニューアルするタイミングに、「制作から何年経ったら」という一律の答えはありません。
判断するときは、現在のホームページと会社の状況を照らし合わせてみましょう。
- 現在の事業内容とホームページが合っているか
- ホームページが本来の目的を果たしているか
- スマートフォンでも利用しやすいか
- 必要な情報を更新・追加できるか
- サイト全体の構成が分かりやすいか
- 技術的な問題が増えていないか
- 部分修正で改善できないか
- 全面リニューアルする理由が明確になっているか
- リニューアル後に何を実現したいのか決まっているか
大切なのは、リニューアルそのものを目的にしないことです。現在のホームページの問題を整理し、部分的な修正で十分なのか、全体を作り直した方がよいのかを判断したうえで進めることが重要です。
ここまで読んで、自社の場合が気になった方へ
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リニューアルを考えていても、すぐにホームページ全体を作り直す必要があるとは限りません。
まずは現在の状況を確認し、これから必要なことを整理してみましょう。
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