経営者のヒント
会社のホームページを放置するとどうなる?起こりやすい問題と確認ポイント
「ホームページはあるけれど、何年も更新していない」「特に困っていないので、そのままになっている」。会社のホームページでは、このような状態になることがあります。今も正常に表示されているのであれば、すぐに問題が起きるとは限りません。しかし、長期間確認していないことで、掲載情報の古さや問い合わせの不具合、管理情報が分からないなどの問題に気付けないことがあります。まずは現在のホームページがどのような状態になっているのか確認してみましょう。
1.ホームページを更新していないこと自体が問題とは限りません
ホームページは、毎日のように更新しなければならないものではありません。
会社概要やサービス内容などにほとんど変更がなく、必要な情報が正しく掲載されているのであれば、更新頻度が低いこと自体が問題とは限りません。
大切なのは、「更新していないこと」よりも「現在の状態を誰も確認していないこと」です。
たとえば、次のような状態になっていないか確認してみましょう。
- 数年間ホームページをほとんど見ていない
- 掲載内容が現在も正しいか分からない
- 問い合わせフォームを長期間テストしていない
- 誰がホームページを管理しているのか分からない
- 制作会社と何年も連絡を取っていない
- サーバーやドメインの契約状況が分からない
更新頻度だけを見るのではなく、「現在の会社の状態とホームページの内容が合っているか」「必要なときに管理できるか」を確認することが大切です。
2.掲載されている情報が古くなっていることがあります
ホームページを長期間確認していない場合、会社側では当たり前に変わっていることが、ホームページには以前の情報のまま残っていることがあります。
特に確認しておきたいのは、次のような情報です。
- 会社の住所
- 電話番号やFAX番号
- 営業時間や定休日
- 代表者やスタッフ情報
- 商品・サービス内容
- 料金や価格
- 採用情報
- 営業していない店舗や事業所の情報
ホームページを見る人にとっては、そこに掲載されている内容が現在の会社情報として受け取られることがあります。
会社側では変更済みのつもりでも、ホームページに古い情報が残っていないか一度確認してみましょう。
3.古いお知らせが会社の印象に影響することがあります
「最新情報」「お知らせ」などの欄があるホームページでは、最後の更新日も確認してみましょう。
数年前のお知らせが「最新情報」として表示されたままになっていると、ホームページを訪れた人が「現在も営業しているのだろうか」「この情報は今も有効なのだろうか」と感じることがあります。
だからといって、更新する内容がないのに無理に記事を書く必要はありません。
長期間更新しないのであれば、お知らせ欄の見せ方を変更したり、本当に必要な情報だけを掲載したりする方法もあります。
4.問い合わせフォームの不具合に気付かないことがあります
見た目では正常に表示されているホームページでも、問い合わせフォームが正常に動作しているとは限りません。
長期間テストしていない場合は、実際に自分で問い合わせを送信して確認してみましょう。
- フォームから送信できるか
- 会社側に問い合わせメールが届くか
- 正しいメールアドレスへ届いているか
- 自動返信メールが正常に届くか
- 退職した担当者のメールアドレスが残っていないか
問い合わせが最近ないと思っていたら、実際にはフォーム側に問題があったという可能性も考えられます。
問い合わせフォームは、表示されているだけでは正常か判断できません。定期的に実際の送信テストまで行っておくと安心です。
5.スマートフォンで見づらいままになっていることがあります
長く使っているホームページでは、制作した当時と現在で閲覧環境が変わっていることがあります。
パソコンでは問題なく見えていても、スマートフォンでは文字が小さかったり、ボタンが押しにくかったりすることがあります。
自社のホームページを普段パソコンでしか確認していない場合は、一度スマートフォンからも確認してみましょう。
- 文字を拡大しなくても読めるか
- 画像が画面からはみ出していないか
- メニューを操作しやすいか
- 電話や問い合わせボタンを押しやすいか
- 横スクロールが必要になっていないか
一部の表示だけが問題であれば、全面リニューアルではなく部分的な調整で対応できる場合もあります。
6.管理画面やパスワードが分からなくなることがあります
ホームページを長期間触っていないと、いざ修正が必要になったときに管理情報が分からなくなっていることがあります。
以前の担当者が退職していたり、制作会社との連絡が途絶えていたりするケースもあります。
問題が起きていないうちに、次の情報を確認しておきましょう。
- WordPressなどの管理画面情報
- サーバーの契約先
- ドメインの管理会社
- 契約者名義
- 制作会社や管理会社の連絡先
- 管理情報を社内のどこで保管しているか
今すぐ修正する予定がなくても、必要になったときに管理できる状態にしておくことが重要です。
社内にホームページ担当者がいない場合
誰がホームページを管理するのか決まっていない場合は、「ホームページの担当者がいない会社はどう管理すればいい?」で、社内の窓口や外部へ任せる範囲の考え方を紹介しています。
7.WordPressなどを長期間管理していない場合
WordPressなどのCMSを使用しているホームページでは、サイトの内容だけでなく、システム側の管理も必要になることがあります。
WordPress本体やテーマ、プラグインなどは更新されることがあり、長期間管理されていないサイトでは古い状態のままになっている可能性があります。
ただし、古いからといって確認せず一度にすべて更新することもおすすめできません。
使用しているテーマやプラグイン、サーバー環境などによっては、更新によって表示や機能に影響が出る場合があるためです。
長期間管理していなかったWordPressを更新する場合は、現在の状態やバックアップを確認してから作業することが大切です。分からない状態でまとめて更新するのは避けた方が安全です。
8.ドメインやサーバーの契約状況も確認する
ホームページが現在表示されていても、誰がドメインやサーバーの契約を管理しているのか分からないケースがあります。
特に長年同じ制作会社へ任せている場合や、以前の担当者が契約した場合は、一度確認しておくと安心です。
- 契約しているサーバー会社
- ドメインを管理している会社
- 契約名義
- 料金の支払い方法
- 更新時期
- 契約に関するメールの送信先
ホームページだけでなく、同じドメインを会社のメールアドレスにも使用している場合があります。
そのため、契約状況が分からないまま放置せず、会社として把握できる状態にしておきましょう。
9.「古いから全部作り直す」と決める必要はありません
何年も更新していないホームページを見ると、「もう古いから作り直した方がよいのでは」と考えることがあります。
しかし、長く使っていることだけを理由に全面リニューアルが必要になるわけではありません。
現在のホームページの構造に大きな問題がなければ、必要な部分だけを修正しながら使い続けられる場合があります。
- 古い文章だけ修正する
- 写真だけ新しくする
- 不要なページを整理する
- 問い合わせ導線を改善する
- スマートフォン表示を一部調整する
- 管理方法だけ整理する
反対に、現在の事業内容と大きくずれている、サイト全体が使いづらい、システムが古く管理しにくいなど、問題が全体に広がっている場合はリニューアルを検討する方法もあります。
「何年使ったか」だけで判断するのではなく、「現在どこに問題があるのか」を確認してから、修正・管理の見直し・リニューアルを判断することが大切です。
古いホームページをこのまま使ってよいか迷っている場合
現在問題なく表示されていても、このまま使い続けてよいのか気になる場合は、「昔作ったホームページをそのまま使い続けても大丈夫?確認したいポイント」も参考にしてください。
まとめ
会社のホームページを長期間更新していないからといって、必ず問題が起きているとは限りません。
ただし、長く確認していない場合は、一度現在の状態をチェックしてみましょう。
- 掲載されている会社情報は現在も正しいか
- 古いお知らせが残ったままになっていないか
- 問い合わせフォームは正常に動いているか
- スマートフォンでも問題なく見られるか
- 管理画面の情報が分かるか
- WordPressなどの管理状況を把握しているか
- サーバーやドメインの契約状況が分かるか
- 現在のホームページを今後も使い続けられる状態か
問題が見つかった場合でも、すぐに全部作り直す必要があるとは限りません。まず現在の状態を整理し、必要な部分だけ修正するのか、管理方法を見直すのか、全体をリニューアルするのかを判断していきましょう。
ここまで読んで、自社の場合が気になった方へ
ホームページを作る前・見直す前に、
一度整理してみませんか?
長く更新していないからといって、すぐにホームページを作り直す必要があるとは限りません。
まずは現在の状況を確認し、これから必要なことを整理してみましょう。
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