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経営者のヒント

経営の優先順位を決める方法|やることが多いときに何から手をつける?

自然光のデスクで付箋を使い優先順位を整理するイメージ
この記事で分かること
  • やることが多いときの優先順位の決め方が分かります
  • 重要な仕事が後回しになる原因を整理できます
  • 今、何から取り組むべきかを考える方法が分かります

経営をしていると、営業、採用、ホームページ、業務改善、人材育成、資金繰りなど、同時に考えなければならないことが増えていきます。
どれも大切に見えるため、「何から手を付ければよいのか分からない」という状態になることがあります。

やることを増やすだけでは、会社が必ず前に進むとは限りません。
大切なのは、今の会社にとって何を先に進めるべきなのかを整理することです。

優先順位を決めるということは、やることを増やすことではなく、「今は何をやらないか」を決めることでもあります。

経営の優先順位が決めにくい理由

経営者の仕事には、明確な正解がないものが多くあります。
売上を増やすことも大切ですが、採用や業務改善を後回しにすると、将来の成長に影響する場合があります。

そのため「重要なものからやろう」と考えるだけでは、すべてが重要に見えてしまい、順番を決めにくくなります。

緊急な仕事が優先される

顧客対応やトラブル対応など、今日やらなければならない仕事は目につきやすいため、
中長期的には重要な仕事が後回しになりやすくなります。

目の前で起きる仕事
問い合わせ対応、納期、クレーム、急な修正など。放置できないため優先されやすい仕事。
重要だが後回しになりやすい仕事
採用準備、営業改善、ホームページの見直し、業務効率化、人材育成など。すぐ問題にならないため後回しになりやすい仕事。

思いついた順に始めてしまう

新しいサービス、SNS、AI活用、営業方法など、経営者には次々と新しい情報が入ってきます。
良さそうなものをその都度始めると、途中の取り組みばかりが増え、どれも十分に進まない状態になることがあります。

💡 新しく始める前に確認する
「これは今の会社のどの課題を解決するために行うのか」を一度確認します。
目的が明確でなければ、良い施策であっても今やるべき施策とは限りません。

優先順位は「重要度」だけで決めない

優先順位を整理するときは、単純に「重要かどうか」だけではなく、
今取り組む必要性、会社への影響、実際に進められる状態かどうかを合わせて考えます。

優先順位を考える3つの視点
  • 緊急性:今対応しないと問題が大きくなるか
  • 影響度:改善したときに会社へ与える効果が大きいか
  • 実行可能性:今の人員・時間・費用で実行できるか

まず「困っていること」を全部出す

頭の中だけで優先順位を考えると、同じ問題を何度も考えたり、新しい課題が加わるたびに順番が変わったりします。
まずは現在気になっていることを、大小を問わず一度書き出します。

💡 最初は整理されていなくても問題ありません
「売上を増やしたい」「社員が足りない」「ホームページを直したい」「業務が忙しい」など、
まずは頭の中にあるものを外に出します。その後で原因やつながりを整理します。

課題同士のつながりを見る

会社の課題は、一つずつ独立しているとは限りません。
例えば「売上が伸びない」という問題の背景に、営業方法、ホームページ、情報発信、人員不足など複数の要因がある場合があります。

表面に見えている問題だけを解決しようとすると、別の場所で同じ問題が繰り返されることもあります。
何が原因で、どの課題とつながっているのかを見ることで、先に取り組むべきことが見えやすくなります。

一度に進めるテーマを絞る

優先順位を決めても、上位にある課題をすべて同時に進めてしまえば、再び手が回らなくなる可能性があります。
まずは「今月はこれを進める」と、実際に動かすテーマを絞ることが大切です。

段階 考えること
課題を出す 今困っていることを一度すべて出す
整理する 原因や課題同士のつながりを見る
順位を決める 緊急性・影響度・実行可能性で考える
実行する 最初に進めるテーマを絞る

優先順位は一度決めて終わりではない

経営環境は変化するため、一度決めた優先順位がずっと同じとは限りません。
新しい案件が入る、人が辞める、売上が変化するなど、会社の状況が変われば優先順位も変わります。

そのため、定期的に「今の一番の課題は何か」「前に決めたことは進んでいるか」を確認する時間を持つことが重要です。

定期的に確認したいこと
  • 前回決めたことは進んでいるか
  • 新しい問題が発生していないか
  • 優先順位を入れ替える必要はないか
  • 止まっている施策を続けるべきか
あわせて読みたい

優先順位は決まっていても、最終的な判断で止まってしまう場合があります。経営判断が遅くなる原因についてはこちらで整理しています。

💡 まとめ
やることが多いときほど、すぐに新しい施策を始めるのではなく、
課題を一度外に出し、つながりを整理し、今取り組むものを絞ることが大切です。

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